■カスタムベースとしても映える、新色「デニム」登場
スズキは、軽トラック新型「キャリイ」を2024年4月19日に発表しました。
スズキ販売店にはどのような反響があるのでしょうか。
2013年に誕生した現行モデルである11代目キャリイは、キャビンの拡大をしつつ荷台フロア長はクラストップレベルである2030mmまで確保。
この広々とした荷台によって、みかんコンテナだと約54個、20リットルポリタンクだと40個積載可能のようです。
また、荷台床面地上高を650mmに抑えることで、積み下ろし作業を効率よく行うことができ、高い実用性を誇っています。
さらに、トランスミッションもクラッチ操作が不要でシフトチェンジが可能なAGS(オートギアシフト)が用意され、軽快な走りと優れた燃費性能を両立させました。
2019年にはキャビン後方を拡大することで、シートスライド量の増加やリクライニング機構にも対応した「スーパーキャリイ」を発売。
今回一部仕様の変更が行われたことが発表されました。
変更内容はおもに安全装備の拡充で、キャリイとスーパーキャリイにはスズキの予防安全技術である「スズキ セーフティ サポート」を全車標準装備。
「後方誤発進抑制機能」に「ブレーキ制御機能」を追加することで、ペダルのふみ間違い事故の抑制に繋がっています。
ほかにも5速MT車には停車時にアイドリングストップ機能を搭載することで、低燃費に貢献したほか、キャリイ KX、スーパーキャリイ Xなどの一部グレードにLEDヘッドランプが標準装備となりました。
さらに電波式キーレスエントリーやパワードアロック、パワーウインドウを全車標準装備とし、一部のグレードには電動格納式リモコンドアミラーを採用するなど、快適装備も充実させました。
また、積み荷や業務に合わせて専用荷台を架装できる「キャリイ特装車」では、頑丈ダンプ、浅底ダンプ、清掃ダンプ、リフトダンプモデルの4WD、5MT車にデフロック機構を追加しました。
ほかにも同社軽自動車「ハスラー」にも採用されている「デニムブルーメタリック」が新色で追加され、バリエーションも拡充。
なおパワートレインは従来通りの658cc直列3気筒のR06A型で、最高出力50ps、最大トルク6.0kgmを発生します。
今回一部仕様変更と新色の追加をしたキャリイですが、販売店にはどのような反響があるのでしょうか。
関東圏の販売店担当者は次のように話します。
「今回の改良はそこまで大きく変わったわけではなく、お問い合わせが増えているわけではありませんが、依然として法人のお客様を中心にお問い合わせがあります。
『ちょうど乗換え期だったので安全装備が増えたのはうれしい』というお客様もいました。
また、新色のデニムブルーについては好評で、『仕事用に使うクルマとしてはシンプルなものよりこういう色のがおしゃれでいい』『渋い感じが気に入った』とのお声をいただきました」
また関西圏の販売店担当者は次のように話します。
「キャリイは改良後も法人のお客様から問い合わせがあります。
基本的に農家の方や配送で使用する人が多く、『どのような改良が施されたのか』と質問をいただきます。
大きな仕様変更ではありませんが、安全性能や快適性の向上は日常的に使うお客様から上々の反響があります。
新色のデニムブルーについても『待ってました』との声があり、仕事で利用する人も最近はこういったカラーが人気な印象があります」
※ ※ ※
販売価格は、キャリイが111万7600円-152万4600円、スーパーキャリイが123万6400円-174万3500円、特装車シリーズが147万5100円-248万8200円(いずれも消費税込)となっています。
近年は軽トラックのカスタムやアウトドア仕様も盛んになっているので、新型キャリイは仕事だけでなく趣味でも活躍してくれる1台となるでしょう。
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みんなのコメント
その言葉を使ってないことだけは斬新だ。